門司港地域の足跡

 皆さんは関門海峡が日本の歴史にどのように関わってきたかご存知でしょうか?

関門海峡が歴史上に登場するのは「大化の改新」による律令制の施行からといわれています。白村江(はくすきのえ/はくそんこう)の戦いで、唐・新羅に惨敗した日本はその追撃を恐れて、大陸に近い長門国(山口県下関市)の守りを固めました。当時、関門海峡は国防の中心だったんですね。

また、有名な壇ノ浦の戦いの舞台になったのも関門海峡ですね。源氏と平氏最後の合戦であり、それまで栄華を誇っていた平氏が滅亡した戦いです。

他にも関門海峡は、宮本武蔵と佐々木小次郎による巌流島での決闘や、長州藩とアメリカなどの連合国による下関戦争の舞台にもなりました。

飛鳥から平安、安土桃山から江戸時代の終わりまでをざっと見渡しただけでも、関門海峡はさまざまな局面で、歴史のターニングポイントの舞台であったことに気づかされます。 そんな雄大な歴史と海峡の流れに思いを馳せながら、これからも門司港の魅力を発信していきます。

どうぞお楽しみに!

和布刈神社から望む関門海峡
下関・火の山展望台から眺める関門海峡と巌流島
下関・火の山展望台から眺める関門海峡と巌流島
関門連絡船から望む関門海峡